【視床】
- 視床痛は、視床出血や梗塞の直後からではなく、一定の期間が経過した後で後遺症として反対側に生じる
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以下の3つの特徴を持つ
- アロディニア
- モルヒネ抵抗性
- 有痛部の皮膚温低下
- 視床痛を含む脳卒中後の疼痛をcentral post stroke painと称し、15000例に1例の頻度で生じる
- 視床外側部以外の障害では視床痛は生じない
- 脊髄硬膜外電気刺激術、定位的視床手術、ガンマナイフ、大脳皮質中心前回電気刺激術、内包後脚,視床感覚核電気刺激術などの外科治療が試みられている。除痛が得られるのは50〜70%程度であり、しかも数年で効果減弱する例も多い