【概念と疫学】
- 2ヶ月以上にわたる進行性または再発性の経過で、運動感覚障害を特徴とする免疫介在性の末梢神経疾患
- 明確な病因はわかっていない
- 有病率は1.61 人/10万人(男性 2.01,女性 1.23)
- 発症率は 0.48人/10万人/年(男性 0.58,女性 0.38)
- 15歳未満でも発症するが、発症年齢の中央値は40〜50歳代が多い
- 参考文献)
- 難病情報センター「慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチー(指定難病14)」https://www.nanbyou.or.jp/entry/4090
- 猿田享男 監修「1252専門家による私の治療 2021-2022年度版」日本医事新報社 2022: 慢性炎症性脱髄性ニューロパチー(CIDP) 叶内 匡
- 飯島 正博 「慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)」神経治療 33:168–171,2016
- 飯島 正博 「鑑別診断として知っておきたいCIDP」Spinal Surgery 30(3)239‒247,2016