【概念・疫学】
- 神経筋接合部や自律神経終末の電位依存性カルシウムチャネル(voltage-gated calcium channel:VGCC)に対する自己抗体が産生され運動神経終末からのアセチルコリンの遊離が障害されて発症する一種の自己免疫疾患と考えられている。癌合併の有無にはかかわらない
- 50%以上に悪性腫瘍,主に小細胞肺癌を合併する
- 約90%では神経終末の活性帯に局在するP/Q型電位依存性カルシウムチャネル(VGCC)抗原に対する自己抗体が生じ、その結果、神経筋接合部と自律神経の刺激伝達が障害される
- 有病率0.27人/10万人