進行性核上性麻痺
【概念と疫学】
- 異常リン酸化タウ蛋白の神経細胞およびグリア細胞内への蓄積により発症し、淡蒼球、視床下核、小脳歯状核、赤核、黒質、脳幹被蓋の神経細胞が脱落する
- 40歳以降、平均70歳代で発症する
- 本邦での有病率は17.90/10万人
①③と②の2項目以上を満たした場合に診断される
- 参考文献)
- 難病情報センター「進行性核上性麻痺(指定難病5)」
https://www.nanbyou.or.jp/entry/4115- 猿田享男 監修「1252専門家による私の治療 2021-2022年度版」日本医事新報社 2022: 進行性核上性麻痺 下畑享良
- 饗場郁子 他 「進行性核上性麻痺とは」IRYO Vol.59 No.9 (467-470) 2005. 9
- 神経疾患の予防・診断・治療に関する臨床研究班「進行性核上性麻痺(PSP)診療とケアマニュアル」2008年
https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/pdf/psp2009_1.pdf- 進行性核上性麻痺(PSP)診療ガイドライン2020作製委員会「進行性核上性麻痺(PSP)診療ガイドライン2020」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnt/37/3/37_435/_pdf/-char/ja