前庭神経炎
- 蝸牛症状(難聴・耳鳴・耳閉感)を伴わない突発性の末梢性めまいで、頭位とは無関係に数日間持続する回転性めまいを特徴とする
- その後も、体動時のめまいなどは2〜3ヶ月感持続する
- 急性期のめまいは,発症後3週〜3カ月で消失し、平均1カ月で社会復帰できる
- 回転性めまいでなく、浮動性めまいを訴える症例も11~27%存在する
- 7~10日前に上気道炎や感冒が先行することが診断の参考になるが、約半数では認めない
- 前庭神経および前庭神経節細胞のウイルス炎症が本態と考えられている
- 20~60歳代が好発年齢で平均発症年齢は 30~40歳。性差はない。