ラクナ梗塞
- 単一の穿通動脈*の直径15mm(多くは10mm)以下の梗塞で主として大脳基底核領域にラクナ症候群という特徴的な症候を呈する
- 多くの症例では穿通動脈の高血圧性動脈硬化(lipohyalinosis)が基盤となる
- 1/3が被殻に、ついで橋、視床、尾錠殻、内包などにみられることが多い
*穿通動脈 主幹脳動脈から分岐し、大脳基底核領域を環流する直径100~300μm程度の細血管
*穿通動脈 主幹脳動脈から分岐し、大脳基底核領域を環流する直径100~300μm程度の細血管
- 参考文献)
- 山本大介「みんなの脳神経外科」中外医学社 2021
- 伊澤良兼「脳梗塞急性期の診断と治療 (1)アテローム血栓性脳梗塞・ラクナ梗塞」ドクターサロン64巻4月号(3. 2020)