感染性心内膜炎
- 弁膜や心内膜に疣贅を形成する全身性敗血症性疾患
- 発症から診断治療までの期間が短いほど内科的治療で治癒する可能性が高くなり、長くなるほど外科治療が必要となり合併症が増える
- 患者の約半数は初回入院時に手術が必要となる
- 発症率3-10人/10万人年(結核と同程度)
Osler結節 手足指部にできる赤紫色の有痛性紅斑
Janeway病変 微小膿瘍とされ手掌や足底に複数カ所認められる
眼瞼結膜の点状出血
頻度の高い症状や所見を下表にまとめる
- 参考文献)
- 光武耕太郎 他「感染性心内膜炎の診断」日本内科学会雑誌 109巻 9号 2020
- 合同研究班「感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン (2017年改訂版)」 https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2017_nakatani_h.pdf
- 岡秀昭「感染症プラチナマニュアル第7版」メディカル・サイエンス・インターナショナル 2018
- 大門雅夫「感染性心内膜炎編 2) 内科的治療」日内会誌 105:245~252,2016
- 猿田享男 監修「1252専門家による私の治療 2021-2022年度版-感染性心内膜炎 泉知里」日本医事新報社 2022