丹毒

丹毒は光沢を伴って隆起・硬結した圧痛を伴う境界明瞭な局面である。水疱形成する場合もある
高熱、悪寒。倦怠感が伴って発症することが多い
下肢 および顔面に好発する
原因菌は多くは溶連菌、ついで黄色ブドウ球菌である
境界明瞭である発赤局面であることが蜂窩織炎との鑑別点であるが厳密には区別できない
初期に壊死性筋膜炎を除外しておくことが大切

皮下膿瘍

治療
経口薬
セファレキシン 1500mg 3x
静注薬
セファメジン 2g q8
治療期間は7〜10日間が普通だが、軽症の場合は5日でもよいかもしれない。重症の場合は14日ほど投与する

治療

外来
セファレキシン2000mg 4x
クリンダマイシン1200mg 4x
入院
セファゾリン 2g q8
クリンダマイシン600mg q8

顔面ではMRSAの頻度が比較的高い