【概念】
- 乾癬、潰瘍性大腸炎、クローン病などの腸疾患、その他ベーチェット病やライター症候群に強直性脊椎炎と同じ変化が起きることがありため、強直性脊椎炎とこれらの疾患を加えて、血清反応陰性脊椎関節炎と称する
- この病態では血清リウマチ反応が陰性で、仙腸関節と脊椎、四肢の関節に慢性炎症を生じる
- 炎症が腱や靭帯が骨に付着する部位に生じる付着 部炎である点が特徴
- 以前は、リウマトイド因子が陰性であることから血清反応陰性脊椎関節症と呼ばれていたが、必ずしもリウマトイド因子陰性であるわけではなく、炎症を伴う病態であるため、現在では脊椎関節炎と総称されている