リウマチ性多発筋痛症
- 上腕二頭筋腱鞘、三角筋下滑液包、股関節大転子部滑液包、坐骨結節や恥骨結合、寛骨臼などの関節外炎症を特徴とする
- 病名に「筋痛」とあるが、炎症は滑液包を中心とする
- 男女比は1:2で、平均発症年齢は70〜75歳
- 約20%に巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)を合併する
- 以前は悪性腫瘍の合併の除外が重視されていたが、近年、コントロール群と比べて悪性腫瘍の頻度に有意差がなかったことが報告されている(*2)
- (典型的病像)
- ◎ 70〜75歳を中心とする高齢者が、亜急性に頸部・上肢帯・下肢帯の疼痛を発症し、夜間寝返り時や起立時、歩行開始時などに増強する