好酸球性血管浮腫
・著明な好酸球増多と四肢の血管性浮腫を特徴とする疾患で寄生虫や他のアレルギー疾患、免疫疾患などの基礎疾患を認めない。
・好酸球が肺(PIE症候群)や肝臓などの臓器に浸潤する好酸球増多症候群に対して、本疾患は皮膚以外には浸潤を認めない。
・搔痒を伴う蕁麻疹、LDH上昇などの特徴を示す(図)。好酸球は白血球数の60%を越えることもまれではない。
自然寛解する場合も多い。症状が強い場合は、PSL30mg程度を用いて漸減中止としてもよい。
しかし、漸減で再燃する場合もある。
- 参考)
- 「著明な好酸球増多と浮腫を認めた例」日腎会誌 2001; 43(1): 44-48