甲状腺腫瘍に対する穿刺吸引細胞診の適応
日本内分泌外科学会「甲状腺腫瘍診療ガイドライン2024」に準拠
    ・充実性病変と嚢胞性病変にわけて評価する
1.充実性病変

腫瘍径
    ≦5mm >5mm ≦10mm >10mm ≦20mm >20mm
エコーにて悪性を疑う所見
    形状不整 境界不明瞭・粗雑 内部低エコーレベル 内部エコー不均一
    微細高エコー多発 境界部低エコー帯不整あるいはなし ドプラー法で結節内へ貫通する血流を認める

方針   

    * 悪性所見について「ほぼ全項目」とは5項目以上の該当として判定
2.嚢胞性病変

嚢胞内部の充実部分
    なし 充実部分50%未満 充実部分50%以上

方針

① 嚢胞の大きさ
    ≦20mm >20mm

方針

② エコー所見
    壁外浸潤あり 充実部分>5mm ≦10mm 充実部分>10mm いずれにも該当しない
③ エコーでの悪性所見
    充実部分の形状不整 微細高エコー多発 血流増加

方針