中枢性甲状腺機能低下症

中枢性甲状腺機能低下症

症状

無気力 易疲労感 寒がり 体重増加 動作緩慢 嗜眠 記憶力低下 嗄声

判定  

    甲状腺中毒症の回復期、重症疾患合併例、TSHを低下させる薬剤の服用例を除く。
    【付記】
    1. 特に中枢性甲状腺機能低下症の診断では下垂体ホルモン分泌刺激試験や画像検査が必要なの で、専門医への紹介が望ましい。
    2. 視床下部性甲状腺機能低下症の一部ではTSH値が10μU/ml位まで逆に高値を示すことがある。
    3. 重症消耗性疾患にともなうNonthyroidal illness(低T3症候群)で、遊離T3、さらに遊離T4、 さらに重症ではTSHも低値となり鑑別を要する。