【定義と疫学】
- 大腸の主幹動脈の閉塞を伴わない血流障害のために起こる可逆性の血行障害が原因で発症する大腸炎
- 海外では、下部消化管出血が原因の入院患者の16%を占めたと報告されている
- 女性、高齢者に多い。8割以上が高齢者
- 夕食後、就寝中に発症しやすいという報告が在る(*3)
- リスクは、便秘、脱水、腹部手術歴、動脈硬化、糖尿病など
- 右側型は死亡率が高い
- 参考文献)
- 穂苅量太「高齢者の虚血性大腸炎の特徴と治療」日老医誌 2020;57:431―435
- 丸山茂雄 他「虚血性大腸炎の臨床的検討」日消誌 2018;115:643―654
- 松嶋成志「虚血性大腸炎[私の治療]」 日本医事新報WEBコンテンツ 2020ー10-09登録