巨大結腸症
- 悪性腫瘍や捻転などの機械的閉塞を伴わないにもかかわらず、大腸が病的に拡張している状態
- 難治性で希少な疾患
- 経過により急性と慢性に分類される。急性は一過性で経過良好のことが多いが、慢性は難治性で治療に難渋する
食事療法)低残渣食
緩下剤) ラクツロース、ポリエチレングリコールなどの浸透圧性下剤。浣腸も用いられる
内視鏡的治療) 内視鏡的減圧を行うが対症治療である
手術)S状結腸捻転を繰り返す場合は外科治療の適応(結腸禅的+会長直腸吻合)
- 参考文献)
- 「特集 慢性便秘診療の今」Pharma Medica vol.35 No.9 2017
- 松本朝子 他「当院における特発性慢性巨大結腸症の手術治療成績」日本大腸肛門病会誌 76:509-515,2023