【伝染性膿痂疹】 表皮への黄色ブドウ球菌、溶連菌などの感染による 細菌の産出する表皮剥奪毒素によって、デスモゾームを構成するデスモグレイン1が分解されることにより生じる 水疱性膿痂疹と痂皮型膿痂疹の2種類がある 水疱性膿痂疹) 水疱が生じて、破れてびらんとなる 小児に生じることがほとんどで、いわゆる「とびひ」 顔面から症状が出始め、やがて全身に拡がっていく 夏季に多い 大部分は黄色ブドウ球菌の感染 痂皮性膿痂疹) 膿疱と痂皮が中心となる 成人でも生じる。特に皮膚の脆弱な高齢者 季節を問わず、全身に生じる 溶連菌感染が多い 治療) 皮膚の清潔を保ち、水疱や膿疱の内容の他部位への接触を避ける CEX 1500mg 3X CLDM 9c 3X バクタ 4錠 2X
【Kaposi水痘様発疹症】 多くはアトピー性皮膚炎などを基盤として生じる単純ヘルペスウイルス感染症 顔面に好発し、米粒大前後の小水疱やびらんが多発する 二次感染によって伝染性膿痂疹を併発することも多い