ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome:SSSS)
- 黄色ブドウ球菌の産生した表皮剥脱毒素(exfoliative toxin A、exfoliative toxin B)が血流を介して全身の皮膚に到達し,びまん性紅斑 や水庖形成,表皮剥離を起こす
- 6歳以下の小児、特に新生児や乳児に多く、成人では稀
- 死亡率は小児では4%程度であるが、成人では60%を越える(*1)
- 成人での発症リスク因子は悪性腫瘍、HIV感染、重篤な慢性腎臓病、化学療法、ステロイドや免疫抑制剤投与などと報告されている(*2)