肝硬変

肝硬変

肝硬変診断のgold standardは肝生検であるが侵襲的であり容易には行えない。そこで、診断においては

  1. ウイルス性肝炎、飲酒、糖尿病など慢性肝障害の原因となる基礎疾患の有無、女性化乳房、腹壁静脈怒張などの身体所見と
  2. ヒアルロン酸、Ⅳ型コラーゲンなどの生化学的検査や、FIB-4 などのスコアリングシステム
  3. 腹部超音波検査、腹部CTなどの画像診断所見

などを組み合わせて総合的に判断されている

近年では、これらに加えて肝硬変におけるTransient elastography(TE)が用いられるようになって来ている。
各種スコアリングシステムよりも診断能力は高い。しかし、肥満、腹水の存在などにより測定が困難になる場合がある。


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