肝硬変
肝硬変診断のgold standardは肝生検であるが侵襲的であり容易には行えない。そこで、診断においては
- ウイルス性肝炎、飲酒、糖尿病など慢性肝障害の原因となる基礎疾患の有無、女性化乳房、腹壁静脈怒張などの身体所見と
- ヒアルロン酸、Ⅳ型コラーゲンなどの生化学的検査や、FIB-4 などのスコアリングシステム
- 腹部超音波検査、腹部CTなどの画像診断所見
などを組み合わせて総合的に判断されている
近年では、これらに加えて肝硬変におけるTransient elastography(TE)が用いられるようになって来ている。
各種スコアリングシステムよりも診断能力は高い。しかし、肥満、腹水の存在などにより測定が困難になる場合がある。
FIB4 index
Child-Pugh分類