終末期腎不全の症状緩和
    ・慢性腎臓病の終末期で水分貯留携行の乏しい場合は尿毒症の症状に適切に対応しつつほぼ老衰に近い形で看取ることが可能
    ・しかし、水分貯留傾向が強く、全身浮腫、胸水貯留、心不全症状などを伴う場合の症状緩和は必ずしも容易ではない
    ・以下は個人的な経験に基づいたプロトコールである

【プロトコール】

    以下は、すでに慢性腎臓病に対する適切な治療が行われていることを前提として述べる

    ① 原則的に輸液は行わない
    ② 可能な限りの塩分と水分制限 高齢者では厳密に行うことが難しく、そもそも緩和ケアという側面があるので不適切な場合もありえる
    ③ ループ利尿薬の導入 フロセミド、アゾセミド、トラセミドなどを適宜用いる
    ④ トルバブタンの導入と増量 7.5mgから開始し15mgまで増量
    ⑤ SGLT-iの導入 eGFR標準化が20mL/min/1.73m2未満の患者では「慎重に適応を判断すべき」とされており、そもそもCKD末期には使いにくい。心不全があればフォシーガを優先する
    ⑥ 大量のループ利尿薬の試用 フロセミド240mg 3X程度まで試みたことがある。奏功すれば、漸減する。より低用量でも維持できる場合がある

    トルバブタンの導入法については以下を参照
心不全に用いる薬剤
    参考文献)
    なし。この項目についてはすべて個人的な経験に基づくものです。客観的な検証もできておりません。