
1. 血圧低下時には糸球体における血液濾過量(GFR)の維持のために
- プロスタグランディン系の働きにより輸入細動脈が拡張
- RAS系の働きにより輸出細動脈が収縮
これらによって血圧低下時にもネフロン内の圧格差が維持されてGFRが保たれる
しかし、NSAIDSはプロスタグランディン系を、RAS系阻害薬はRAS系をブロックするため、血圧低下に対する反応が起きずにGFRが低下してしまう
◎ 従って、全身の血圧が低下したときにはNSAIDSとRAS系阻害薬は中止すべきである