百日咳

百日咳

  • グラム陰性桿菌である百日咳菌、あるいはパラ百日咳菌の感染によって生じる特有のけいれん性の咳嗽を特徴とする急性気道感染症
  • 小児、特に1歳以下では重症化しやすく死亡率も高い。日本ではDPTワクチン接種によって発生数が激減した

【症状】

カタル期 普通の風邪症状ではじまるが、次第に咳が酷くなる(約2週間)
痙咳期:特徴のある痙咳が生じる。短い咳が連続的におこり、吸気時には笛声(whoop)が聞かれる

  • 発熱はあっても微熱

回復期:激しい咳嗽は2〜3週間で認められなくなるが、ときどき発作性の咳嗽がある

  • 全経過約2〜3ヶ月で回復する

【診断】

  • 培養の検出感度は60%以下
  • 百日咳菌LAMP法はもっとも感度が高い

【治療】

EM、CAMを用いる。新生児ではAZMとする

参考文献)
  1. 「百日咳とは」国立感染症研究所
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/477-pertussis.html