【咳喘息】
- 慢性咳嗽の原因の薬50%を占める
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気道狭窄がなく、呼吸苦がなく聴診でもwheezeを聴取しない。呼吸機能検査では異常を認めないことが多い
(診断基準) 喘鳴を伴わない咳嗽が8週間以上続き、聴診上wheezeを聴取せず、気管支拡張薬(β2刺激薬など)が有効なもの - しかし、臨床上は咳喘息と診断してもいくらかのピークフロー低下が見られる場合があり治療によって改善する。すなわち、まさに気管支喘息の亜型であり、咳喘息と気管支喘息は事実上、連続した疾患概念であると言える
- 夜間〜明け方に症状が強い
- 治療は吸入ステロイド(+LABA)。通常、数日以内、遅くとも2週間以内に効果が現れる
- 気管支拡張薬は有効
診断基準
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喘鳴や呼吸困難を伴わない咳嗽が8週間以上持続
- 聴診上もwheezingやRhonchiを聴取しない
- 気管支拡張薬が有効