- 感度が非常に高いので、これを満たさなければ「滲出性でない=漏出性である」ということ
- 要するに滲出性の除外(≒漏出性の診断)に優れた基準である
- 一方、特異性は十分でないので、偽陽性は少なくない
【滲出性となった場合の検証の仕方】
・以下文献2より改編
- 特に、利尿薬を用いると胸水中の総タンパク、アルブミン、LDH、コレステロールは軒並み上昇するため、この基準の信頼性は低くなる
- 胸水中に血球が多いと胸水中のLDHが上昇する
- これらの問題があるため、さらに漏出性胸水と滲出性胸水の鑑別法を論じた論文は数多く発表されている
- ① 以下を満たせば真の滲出性と判断する