横紋筋融解症
  • 尿定性で血尿を認めるが、尿沈渣で赤血球を認めない場合、ミオグロビン尿を疑う
  • 腎障害や電解質失調を引き起こす可能性がある

【治療】

  • 尿量や呼吸状態に応じて生食を200〜1000ml/時で開始して適宜調整。ミオグロビン尿が改善されるまで輸液を行う
  • 尿pH<6.5の場合、生理食塩水に代えて5%ブドウ糖1L+重炭酸ナトリウム100mEqへの変更を考えても良い。Kや乳酸を含む輸液は避ける
  • 頻回に腎機能、CK値をチェックする。特に低Ca血症や、高Ca血症に注意する
  • 腎障害が高度になれば血液透析を検討する
参考文献)
  1. 筒泉貴彦 他「総合内科病棟マニュアル」メディカルサイエンスインターナショナル 2017