【問診】 まず、薬剤性高Ca血症を除外する ビタミンD、サイアザイド、テオフィリン、リチウムの内服がある場合、緊急性がなければまずは中止して経過観察 極度の不動(長期間の臥床安静)では骨吸収が進んで高Caを呈する場合がある
【FECaの計算】 FECaの計算 尿中Ca(mg/dL) 尿中Crn(mg/dL) 血中Ca(mg/dL) 血中Crn(mg/dL) ) FECa FECaの結果 FECa 1未満 FECa 1以上 腎機能低下(おおむねeGFR50ml/min以下)ではFECaが1.0未満でもFHHでなく他の疾患の可能性がある そこで、このような場合には「FECa 1以上」を選択して進む PTH PTH上昇 PTH低下 PTHrPと1,25水酸化ビタミンD値 PTHrP上昇 1,25水酸化ビタミンD値上昇 どちらも上昇していない 診断 治療は原因に応じて異なるので血清Caが12〜14mg/dLであれば原因の特定を優先する しかし、14mg/dL以上となれば速やかに開始する
【治療】 治療は原因に応じて異なるので血清Caが12〜14mg/dLであれば原因の特定を優先する しかし、14mg/dL以上となれば速やかに開始する ・治療抵抗性であれば抗RANKLモノクロナール抗体や血液透析を検討 ・ラシックスの使用は推奨されない