頻度の低い原因疾患

頻度の低い原因疾患

クッシング病
    ・満月様顔貌、著明な脂肪沈着を伴う中心性肥満、筋萎縮・筋力低下、高血圧、耐糖能障害などがあれば考えてみる
高アルドステロン血症
    ・高血圧、低K血症などから疑ってみる
高インシュリン血症
    ・外因性としてはインシュリン注射、内因性としてはインスリノーマがあるが、肥満で食後高血糖を呈しやすいような患者では高頻度で生じる
強皮症の初期
    ・肢の浮腫やRaynaud症状があれば検討する
光過敏症
    ・露光部に限局した浮腫と発赤
Systemic capillary leak syndrome
    ・繰り返し大量の血清が血管から侵出する発作を繰り返す稀な疾患
    ・発作は一年に数回から、一生を通じて1回ということもある
    ・敗血症性ショックや、アナフィラキシーショックと間違えやすい
    ・しばしば臓器不全や死亡に至る
参考文献)
1. 「高インシュリン血症の弊害」 内潟安子 ドクターサロン59巻11月号(10,2015)
https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/151159-1-11.pdf
2. "Systemic capollary leak syndrome" MAYO CLINIC
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/systemic-capillary-leak-syndrome/symptoms-causes/syc-20378147