中心性脊髄損傷
- 外傷性頸髄不全損傷のなかで、神経症候学的に下肢よりも上肢に強い運動障害、感覚障害をきたす症候群
- 脊髄中心部の損傷であるため、下肢に比して上肢の麻痺が重度
- 脱臼・骨折を伴わない非外傷性頸髄損傷(多くは過伸展強制損傷かつ非骨傷性損傷)として発症する
- 頸椎症や頸椎後縦靱帯骨化症などの伴う脊柱管狭窄が存在していることが多い
- 参考文献)
- 安藤 哲朗「頸椎症の診療」臨床神経 2012;52:469-479
- 日本神経治療学会「標準的神経治療 しびれ感」医学書院 2107
- 田中 雅人 他「頚椎症性脊髄症の診療ガイドライン」岡山医学会雑誌 第122巻 April 2010, pp. 67-71
- 日本整形外科学会 他「頸椎症性脊髄症診療ガイドライン2020 改訂第3版」 5. 森 健躬「頚診療マニュアル」医歯薬出版 1987