【腰椎分離症】
- 思春期の運動時痛では必ず考える
- 腰椎分離症の発生率は一般日本人で約6%、スポーツ選手では15~40%。好発年齢は12~17歳、特に男子に多いく、中高生が9割を占めている
- 運動などで椎弓に過剰な負担がかかって疲労骨折を起こして発症する
- 好発部位はL5で患部には圧痛を認める
- 腰椎伸展で増悪し、しばしばKemp testが陽性になる(腰部椎間板ヘルニアのシート参照)
- 初期には単純X線で診断できず、MRIが必要
- 早期に発見して適切に治療すると分離が偽関節となるのを防ぐことができる
- 偽関節ができると脊椎分離すべり症となり神経症状をおこすことがある
早期診断・早期治療が重要。治療が遅れると腰椎分離すべり症となり神経症状を合併する