- 血漿中の総蛋白とアルブミン値の評価から始める。A/G比(アルブミン値÷グロブリン値)の正常値は1.2〜2.0程度
- 総蛋白/アルブミンならおおむね2.0以上であれば異常を疑う
症候
高ガンマグロブリン血症
【補足】
- IgG IgA IgMのいずれも低値の場合にはIgD IgE、および尿中ベンスジョーンズ蛋白を測定する
- 免疫電気泳動によるM蛋白の検出よりも、免疫グロブリン遊離軽鎖κ/λ比のほうが多発性骨髄腫の感度が高い
- 非分泌型の多発性骨髄腫では、骨髄生検を除くと、免疫グロブリン遊離軽鎖κ/λ比が唯一の手掛かりとなる
- 多クローン性高γグロブリン血症の原因となる悪性腫瘍で多いのは、悪性リンパ腫を含む血液疾患