疾患
“Medisophia”の最大の機能は鑑別診断のサポートですが、確定診断とその先にある初期治療のためには、様々な疾患や病態についての情報が必要になります。
時間の限られた臨床の中で、適切な情報にたどり着くための時間を最小化することが非常に重要だと考えています。
そこで、”Medisophia”では必要なときに必要な情報に迅速にアクセスできるようにデータベースをデザインしました。
例として、「呼吸困難」を取り上げます。画面上部の臨床的特徴にチェックを入れていくと、下部の鑑別診断の蓋然性が表示されます。そこで、これらの青字で示された疾患をクリックすると、瞬時に別タブでそれらについての情報が表示されます。
可能性のある疾患がすべて別タブで表示し、鑑別診断がやりやすいようにしています。

“Medisophia”は実際の臨床での利便性を重視しているので、各疾患や病態についての記載はあえて必要最小限に止めています。個々の記載についての文献引用も必ずしも十分ではなく、他の成書に比べると明らかに劣っていると思われるかもしれません。
図表を多用してわかりやすく記載するように心掛けました。一刻を争う臨床で少しでも使いやすいツールになるように工夫しました。
反面、それぞれの疾患や病態についてより詳しく学びたい方には内容が乏しく、底の浅いものに見えるかもしれません。
その場合は、是非、他の成書や論文にあたって学ばれることを勧めます。
“Medisophia”は臨床をサポートするツールであって、もちろん学術書ではありません。
自分ひとりでシステムを構築しているために、引用文献は少なめで実際に参照した文献を網羅できていません(順次、修正します)。また必ずしも一次情報を示していません。記載の根拠やエビデンスについて詳しく知りたい場合は典拠とした二次情報の文献から一次情報にアクセスしてください。