FACE2-ADスケール(脳主幹動脈閉塞の可能性を評価)

FACE2-AD(FACE to Acute Delivery)スケール

 ★ 救急依頼の段階で脳主幹動脈閉塞の可能性を評価するツール
    顔面麻痺がある 上肢の麻痺がある JCSがⅠー3よりも悪い 眼球共同偏視がある 心房細動が疑われる 拡張期血圧が85mmHgより低い

 FACE2-AD:

 判断:  

       ・3点以上のとき、感度88%、特異度70%で主幹動脈閉塞を予測できる
       ・発症4.5時間以内ならrt-PA静注療法、24時間(できれば6時間)以内なら血管内治療が行える可能性がある
       ・発症後経過時間は「最終健常確認時間」からの経過時間を示す
    参考文献)
    1.奥野善教:主幹動脈閉塞を予測するプレホスピタル脳卒中スケール: FACE2-ADスケール STROKE2017, 2017