原発性アルドステロン症におけるARR

PAC/PRA比(ARR)によるスクリーニングが一般的である

レニン活性(ng/ml/h)       
血漿アルドステロン値(pg/ml)    
◎ 血漿アルドステロン値の単位がng/dlの場合はx10として用いる
◎ 降圧薬の種類により偽陽性や偽陰性を呈する可能性があるため,カルシウム拮抗薬やα遮断薬に変更後にスクリーニングを実施することが推奨される

ARR 

原発性アルドステロン症の可能性  


  • 確定診断は、カプトプリル負荷試験、生理食塩水試験、フロセミド立位負荷試験、経口食塩水負荷試験などにより行う

【治療】

  • 副腎静脈サンプリングを行い、両側病変の場合はMR拮抗薬、片側病変であれば手術(腹腔鏡下副腎摘出術)
  • MR拮抗薬としてはスピロノラクトンとエプレレノンの2種類がも胃いられている

(参考)
参考文献)
  1. 「原発性アルドステロン症 診療ガイドライン2021」日本内分泌学会雑誌Vol.97 Supple October 2021
    http://www.j-endo.jp/uploads/files/news/20210823.pdf
  2. 柴田洋考「原発性アルドステロン症の最近の進歩」日内会誌 106:319〜326,2017
  3. 日本内分泌学会、日本内分泌外科学会「わが国の原発性アルドステロン症の診療に関するコンセンサス・ステートメント」日本内分泌学会雑誌 Vol.92 Suppl. Sep 2016
  4. 伊藤裕 他「原発性アルドステロン症」日本内科学会雑誌 第95巻 第4号 平成18年4月10日