子宮外妊娠
  • 受精卵が子宮内膜以外の場所に着床すること
  • 前妊娠の1.0〜2.0%
  • 着床部位により、卵管妊娠、卵巣妊娠、腹腔妊娠、頸管妊娠に分けられる
  • 5%以上が卵管妊娠で、そのうち卵管膨大部妊娠が70%
  • 頸管妊娠は全妊娠の0.005〜0.01%と極めて稀だが、生殖補助医療を受けると約1.5%と発生率が増える
  • 経膣超音波検査の普及により、多くは未破裂の状態で診断されるようになった
  • 【症状】

  • 下腹部痛、不正性器出血
  • 【診断】

    妊娠可能な女性で下腹部痛を訴える場合は、問診で妊娠の可能性を否定しても、できるかぎり丁寧に説明して妊娠反応を行うべき

  • 胎嚢は妊娠4週後半から出現し、5週前半には100%検出可能となる
  • 妊娠反応陽性で、子宮内に胎嚢を認めず、尿中hCG>1000IUの場合は子宮外妊娠を強く疑う
  • 【治療】

  • 手術では開腹手術と、腹腔鏡下手術がある
  • MTXの1回筋注療法もかなり高い成功率
  • 参考文献)

    1. 増山 寿 「異所性妊娠[私の治療]」日本医事新報Webコンテンツ 2020-09-12登録